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新しい仕事をつくる約4分で読めます

新規事業の前に、「最初の一件」を設計しよう。

AIでWebページを半分の時間で作れるようになったら、受注件数も2倍にできるでしょうか。制作以外の時間が大きければ、答えは違います。新しい事業の最初の一件は、作れることを証明するだけでなく、「一件を終わらせる仕事」を発見する機会です。

匿名化した商談記録を出発点に、編集部の分析・提案を加えた記事です。比較例の数値や状況は説明用の仮定で、相談企業の実績ではありません。

この記事で持ち帰る視点

新規事業の単価を決める前に、制作時間ではなく「納品が終わるまでの時間」を測る。

この考察の出発点になった相談

相談では、新たな仕事で段階的に売上を積み上げたい一方、担当範囲や顧客対応の体制が十分に固まっていませんでした。作る技術があっても、依頼内容を確認し、修正を受け、最後に納品するまでには別の仕事が生じます。

商談時点の相談内容です。以下の比較・判断基準は編集上の考察であり、導入効果は未確認です。

制作を半分にしても、仕事全体は半分にならない

ページが作れた後にも、文章の確認、素材の差し替え、顧客内の承認、公開日の調整が残ります。最初の一件では、この見えにくい仕事がまだ見積もりに入っていません。

さらに「直す時間」と「返事を待つ時間」は別です。待ち時間は作業時間ではありませんが、案件を閉じられず、進捗確認や複数案件の管理が増える原因になります。制作能力だけで受注上限を決めると、公開前の案件が積み上がることがあります。

制作8時間を4時間にできても、全体の短縮は25%

理解のための仮例 · 実際の企業の実績ではありません

仮の1案件改善前 → 改善後
ヒアリング・素材整理4時間 → 4時間
制作8時間 → 4時間
修正・確認・公開4時間 → 4時間
実作業の合計16時間 → 12時間。4時間、25%の短縮。

「制作が2倍速い」と「事業全体で2倍受けられる」は別の話です。この例で次に見直す候補は、制作ツールだけでなく、最初に素材がそろうか、誰が最終承認するか、修正の受け方が決まっているかです。

この考え方が当てはまらないとき

範囲を固定しすぎると、顧客が本当に欲しかったものを外すこともあります。そこで、完成条件を決めることと、変更を一切断ることを混同しません。「含む修正」と「追加として相談する変更」を分け、変更が出たら納期や費用も一緒に見直せる形にします。

自分の仕事に置き換える

  1. 一件目の納品物、必要素材、最終承認者、対象外の作業を一枚に書く。
  2. 実作業の時間と、顧客の確認待ちを別々に記録する。
  3. 納品後に「次は受注前に確認すること」を3つだけ条件表へ追記する。
最後に、ひとつだけ考えてみる

あなたのサービスで「完成」は、作り終えた時点ですか。顧客が確認して使い始めた時点ですか。

編集元:2026年9月の顧客商談記録。企業名・個人名・固有の取引条件は省略しています。比較例・数値例・進め方は理解を助けるための編集上の提案です。

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